これまで販促を行ってこなかった電気工事会社では、新たに新規案件獲得のための販促手法を考えようとしても、具体的な販促にどういったものがあるかわからず、「とりあえずチラシを出してみようか」「やっぱり時代的にもWeb強化に取り組まなきゃ」といった具合で販促を始めてしまうことがあります。
こういった進め方をしてしまうと、思ったよりも反響が得られず販促費用だけが無駄になってしまいます。
そうならないよう、どういった販促があり、それぞれどのような特徴を持つのかを把握したうえで戦略を立て、販促を行っていきましょう。
自社で行う販促手法の選び方
具体的な販促をご紹介する前に、先に自社で販促を行っていくときにはどのように決めていけば良いかについて考えてみましょう。
まず一番わかりやすい観点としては、下記2点について考えてみると良いです。
・個別性:狙ったターゲットに届く販促手法かどうか
・即効性:販促の効果が出るまでにどれくらいかかるか
ここから販促の方法を具体的に記述していきますが、これからご紹介する販促では主に上記2点の観点で進めていきたいと思います。
販促には大きく分けて二つの方法があります。
一つはチラシや展示会等の現実世界で販促を行う「アナログ販促」で、もう一つがネット上で行われる「デジタル販促」です。
アナログというと古そうな感覚がある方もいらっしゃるかもしれませんがそうではなく、単にアナログとデジタルで対比して言葉を使用しています。
どちらか一方がより優れているというものではなく、それぞれの投資対効果は販促の目的により大きく左右されます。
また、どちらか一方を選ぶというものでもなく、アナログ販促もデジタル販促も目的に合わせて組み合わせながら行う必要があります。
この考え方はプロモーションミックスと呼ばれます。日本語で表記するなら、混在販促となります。
アナログ販促の種類
まずはアナログ販促についてご紹介します。
アナログ販促は上記でも説明している通り、現実世界で販促を行うものです。
その例としては、下記のようなものが挙げられます。
・折り込みチラシ
・DM
・定期情報誌
・展示会
・セミナー
・野立て看板 / 交通広告
・飛び込み営業 / あいさつ回り
・新聞広告
・ショールーム
・のれん
・お礼状 他
デジタル広告と最も異なるのは、広告に盛り込む内容の自由度が比較的高い点です。
もちろん物に依りますが、デジタル販促では「文字数は〇文字以内、広告内の構成はこの形、画像は〇枚まで」と決まっているものが多いですが、アナログ販促ではA4チラシの構成はどのようにしても問題ありませんし、看板などの広告にしても何を書くか、どのような構成にするかは自由です。
デジタル販促の種類
次にデジタル販促についてご紹介します。
デジタル販促とは名前の通り、デジタル空間で行われる販促手法です。
その例としては下記のようなものが挙げられます。(横文字が多いので、アナログ販促の場合は何に当たるのかも記載します。)
・自社紹介サイト(本社・営業所)
・事業特化型サイト(ショールーム)
・SNS(異業種交流会)
・SEO(店頭看板・のれん)
・メルマガ(チラシ)
・リスティング広告(野立て看板)
・ディスプレイ広告(野立て看板)
・バナー広告(交通広告)
・SNS広告(異業種交流会の中の展示会・展示スペース)
・リマーケティング広告(お礼状)
アナログ広告と最も異なる点は、ほとんどの施策において大体のターゲットを決めて運用を開始できることです。
また、自社でサイトを持って運用をする場合、誰がどのような動きをしたかというデータがどんどんと蓄積されていきますので、使えば使うほど顧客の行動が分かるようになります。
見ることが出来る範囲が広いため、最近ではWebマーケッターと呼ばれる方々が増えてきています。
上記をまとめると、下記の表のようになります。
販促一覧表
以上、新規案件を獲得するための具体的な販促手法についてでした。
ぜひ自社の販促に役立てていただければ幸いです。
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