経営者の魅力を高める5つの観点

目次

  • 魅力的な経営者とは
  • 一つ目の観点:専門的かどうか
  • 二つ目の観点:一貫的かどうか
  • 三つ目の観点:譲与的かどうか
  • 四つ目の観点:友好的かどうか
  • 五つ目の観点:厳格的かどうか
  • まとめ

魅力的な経営者とは

「魅力的な経営者ってどのような経営者だろうか?」

皆様も一度はこのような疑問を持ったことはありませんか?

身の回りの魅力的な人を考えてみても中々共通点が見えず、結局分からずじまい、ということもあると思います。

 

当記事では、魅力的な経営者になるためにはどうすれば良いか?について説明していきたいと思います。

 

魅力的な経営者になるための5つの観点

実は、経営者に関わらず、人が「この人は魅力的な人である」と見なすとき、下記5点の観点で人を見ています。

①専門的かどうか

②一貫的かどうか

③剰余的かどうか

④友好的かどうか

⑤厳格的かどうか

 

それぞれ説明致します。

一つ目の観点:専門的かどうか

「〇〇さんに電気工事のことを相談すると、いつも的確に解決策を答えてくれてありがたいなあ」

電気工事会社に携わる皆様なら、誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。

 

一つ目の観点は「専門的かどうか」です。

実は専門的であることはそれだけで人に魅力を与える要因となります。

自社に営業をしてくる営業担当者に置き換えていただきたいのですが、質問をしても「いや、ちょっとわかりかねます。」ばかりだとその営業担当者に任せて本当に大丈夫なのか不安になりますよね。

 

実はこの専門性は、創業者のカリスマ性にも大きく影響しています。

創業者は電気工事の内容も経営に関する経験も、全て自分で解決してきているため、この専門性を上回る人は中々現れません。

全て自分の裁量で決めてきているため、課題解決の方法も即断即決で決まっていき、周りから見るとその姿に安心感さえ覚えます。

 

二代目、三代目の経営者は、社内には社長よりも勤続年数が長いベテランが在籍しているため、この専門性は発揮されにくくなります。

この専門性でカリスマ性のある創業者を超えようと思っても、中々超えることが出来ず、自分自身が疲弊してしまいます。

二つ目の観点:一貫的かどうか

二つ目の観点としては、「一貫的かどうか」です。

人は一貫的な人を見るとその人に魅力を感じます。

 

一貫性が無い場合を考えてみましょう。

もし自分が一貫性が無い経営者や上司の配置されたとき、言ってることはバラバラ、やってることもバラバラだったら、その人の言うことを聞こうと思いますか?

誰も思いませんよね。

 

それでは、自分の話に一貫性を持たせるためにはどうすれば良いのでしょうか。

それは、「抽象的な段階まで話を引き上げること」です。

実は、具体的な話になればなる程一貫性を持たせることは難しくなります。

 

例えばですが、「今回の案件では照明はメーカーAの物を使うこと!」としていて、次の日に「やっぱりメーカーBの物を使おう」と言えば、当然現場からは反感が来ると思います。

しかしこの時に「今回はお客様のために目が疲れにくいメーカーAの照明を使おう!」としていて、次の日に「よりフリッカーを押さえられる照明が見つかったのでメーカーBの照明を使おう」と伝えたならば、「お客様の目が疲れにくい照明を選ぶ」という点で一貫性を持たせられるため、より納得感を得ることが出来ます。

この納得感が重要で、納得感を得ることが出来れば一貫的であると捉えられ、魅力にもつながります。

 

上記はかなり細かいレベルの話をしましたが、会社において最も抽象度が高いのが経営理念です。

つまり、経営理念を掲げ、全てその理念に紐づけることが出来れば、常に一貫的であるといえ、魅力が増します。

三つ目の観点:譲与的かどうか

三つ目の観点が「譲与的かどうか」です。

譲与的というのは言い換えると、対価なしで他者にメリットを与えることが出来るかどうかということです。

 

皆様は返報性の原理という言葉をご存じでしょうか?

返報性の原理とは、人間が持つ心理の一つで、他者から何か良いものを与えられたとき、お返しを返さずにはいられないという感情を抱く原理です。

つまり、毎日のように従業員に何か良いことを与え続けると、従業員としても何かをお返ししなければならない、と考えます。

何か良いことというのは物である必要はなく、時には言葉だったり、時には態度だったりします。

 

一点注意しなければいけないのが、「良いこと」というのは「従業員から見て良いことである」必要があるという点です。

経営者から見て良いことであったとしても、従業員から見ると大したことでは無かったり、むしろ迷惑だったりすることもあります。

そういう時はサプライズ的に何かを行うのではなく、常日頃から従業員がメリットと感じるものをくみ取り、与えていく必要があります。

ここは奥様や彼女への配慮にとても近いものがあるのではないでしょうか。

 

またこの時、「与えてやっているのに!」という気持ちを持ってはいけません。

返報性の原理は、イメージするならばバケツに水を入れていくようなイメージになります。

従業員の嬉しいという気持ちは毎日毎日ちょっつずつ蓄積されていきますが、その気持ちははたから見てもその従業員自身もよくわかりません。

しかし、あるところを過ぎると、その嬉しい気持ちが溢れだし、自分や会社に返ってきます。

この溢れだすまでの時間は人により大きく異なりますし、どこまでたまっているかも見えませんので、お返しを期待せずに少しずつ少しずつ与えていくのが良いです。

四つ目の観点:友好的かどうか

四つ目の観点が「友好的かどうか」です。

親しみやすさとも言い換えることが出来ます。

 

当然のことながら、いつも笑顔で親しみやすく、話も頷きながら聞いてくれるような方は皆から好かれます。

ただし、誰にでもいつも笑顔を振りまいていれば良いかというと、そういうわけでもありません。

 

その理由が次の五つ目の観点と関係があります。

五つ目の観点:厳格的かどうか

最後の観点が「厳格的かどうか」です。

厳格的というのは人に対しても、自分に対しても、厳しくするべき時はしっかりと厳しくするということです。

 

例えば、自社がお客様第一を謳っているのに、お客様よりも自分のことを優先している従業員がいたらどうしますか?

こういう時は、理由を明確にしたうえで、厳しく対応すべきです。

これは二つ目の観点、「一貫的かどうか」にも関わってきます。

 

理由がない厳しさや感情的な厳しさは従業員も理不尽さを感じますが、一貫した理由をしっかりと伝えれば、従業員はしっかりと反省してくれます。

また、厳しくするというのは怒鳴るということではなく、明確に指摘することですので、ここも注意が必要です。

感情的ではなく、理性的に、怒号を飛ばすのではなく、冷静に厳しくすることで、経営者としての魅力が上がります。

 

そして、当然のことですが他社に厳格的に接すること以上に、自分にも厳格的にすることが重要です。

他人には厳しく言うのに、自分には甘い社長はもちろん人から魅力を感じてもらえませんので注意しましょう。

まとめ

以上、ここまで、魅力的な経営者の5つの観点について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

これら5つの観点は、全てを一人でまかなえれば理想ではありますが、全てをまかなう必要はありません。

5つの中から最低2つ、理想は3つを持っていれば従業員たちは高い確率で経営者に魅力を感じてくれるようになります。

ぜひ今後の従業員の方との接し方を考える際に参考にして頂ければと思います。

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