DX(デジタルトランスフォーメーション)の行きつく先とは?

目次

  • そもそもDXとは何か?
  • DXにまつわるややこしい言葉たち
  • DXの行きつく先「デジタルインクルージョン」とは?
  • 電気工事会社におけるDX推進事例
  • まとめ

今一つのバズワードとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)。

ただその定義は未だ曖昧で、「DXってよく聞くけど、実際何なの?」「DXという名目でシステム会社が営業に来たけど、本当にDXなのかわからない」といった声をよく聞きます。

そこで今回は、そもそもDXとは何か?をお伝えした後、DX周りのややこしい言葉やDXが行き着く先、DXを推進している電気工事会社の事例をお伝えしていきたいと思います。

そもそもDXとは何か?

そもそもDXとは何か?という問いについてですが、経産省ではこのように定義しています。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」(経済産業省「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」 P.2より)

正直、この文面だけ見ても中々分かりづらいと思います。

そこで、マークテックではお客様先やセミナーで、DXとはこのようなものです、とお伝えしています。
DXとは社内にデジタルを浸透させて、デジタルありきの経営方針に切り替えていくこと。
この説明ならば、イメージが湧きやすくなるのではないかと思います。

DXにまつわるややこしい言葉たち

そして、DX周りには、DX(デジタルトランスフォーメーション)含め、いくつかややこしい名前があります。
それが、
①デジタイゼーション
②デジタライゼーション
③デジタルトランスフォーメーションという3つの言葉です。

①デジタイゼーション(digitization)とは

デジタイゼーションとは、digit(数字)+ize(動詞化)+tion(名詞化)という構成で作られている言葉です。
つまり「デジタル化すること」という意味になり、単なるデジタル化を指す場合が多いです。

②デジタライゼーション(digitalization)とは

デジタライゼーションとは、digit(数字)+al(形容詞化)+ize(動詞化)+tion(名詞化)という構成で作られている言葉です。
つまり「デジタル化されていること」という意味になり、若干完了形の意味を込めた単語になります。
デジタイゼーションが単なるデジタル化を指していたのに対して、デジタライゼーションはデジタルを広い範囲で活用し始めているイメージになります。

③DX、デジタルトランスフォーメーション(digital transformation)とは

デジタルトランスフォーメーションとは、digit(数字)+al(形容詞化)+transform(動詞:変える)+tion(名詞化)という構成で作られている言葉です。
つまり「デジタル化されている状態に変えていくこと」という意味になり、デジタライゼーションに持っていくまでの変化の過程をいうイメージになります。
これらをまとめると、下の図のようになります。

各言葉の定義

DX(デジタルトランスフォーメーション)のイメージ

しかし実は、本当の意味でのデジタルトランスフォーメーションはただデジタライズされているところを目指すのではありません
マークテックでは、デジタルトランスフォーメーションの本当の目指すべき姿はデジタルインクルージョンであると伝えています。

DXの行きつく先「デジタルインクルージョン」とは?

さて、それではデジタルインクルージョンとは一体どのようなものでしょうか。
デジタルインクルージョンとは、簡単に言えば「人を雇うのと同様に、当たり前のようにデジタルが使われている状態」のことです。
Digitalとinclusion(包含、内包)という言葉で成り立っており、経営方針や事業内容に当たり前のようにデジタルが使われている状態のことを指します。
「従業員と同じ立ち位置でデジタルを扱うこと」とも言い換えることができます。

デジタルインクルージョンのイメージ

これだけ説明すると、イマイチピンとこない方もいらっしゃると思います。
ただ実は、皆様は家庭の中では既に当たり前のようにデジタルインクルージョンをしています。
このイメージに一番近いのが、洗濯です。
皆様がご家庭で洗濯をするときのことを思い出してください。

カゴにたまった洗濯物があり、その洗濯物を洗濯機の中に入れて、洗剤と柔軟剤を投入し、ボタンを押して洗濯機を回し始める。
30分~40分後、洗い終わった洗濯物を取り出して、ベランダか庭に洗濯物を持っていって干す。
乾いた洗濯物は取り込んでたたみ(もしくはアイロンがけをして)、家族各々が持つタンスに収納すると思います。

実はこの一連の動作が、デジタルインクルージョンのイメージに非常に近い行動と言え、洗濯の例で行くと洗濯機がデジタルツールと同じ立ち位置になります。
昔では考えられない文明の利器、洗濯機というツールありきで洗濯の動線が組まれていますね。
デジタルツールが洗濯機と同様に動線内に自然と組み込まれている状態がデジタルインクルージョンできている状態ということになります。

とはいえ、まずはデジタイゼーションが必要

ここまでDXが行き着く先について触れてきましたが、とはいえ、まずは個々の業務をデジタイゼーションしていくことからDXは始まっていきます
デジタイゼーションをしていった先で、デジタライズ企業となり、デジタルインクルージョンしている状態を目指していくことがDX推進の過程ということになります。

電気工事会社におけるDX推進事例

それでは実際に、「自分たち電気工事会社でもDXを進めていきたいよ」という話もあると思いますので、事例を一つ紹介させていただきます。
電気工事会社は電気を扱う仕事ですのでDX推進と親和性が高く、ビジネスモデルにも自社の効率化にもデジタルを活用しやすいです。

ビジネスモデルでDX推進する電気工事会社では、センサやカメラを活用し始めている企業が増えてきています。
センサやカメラをお客様先に設置し、月額いくらとサブスクリプション型のモデルを作り、極力人が動かなくても収益が上がる仕組みを作っています。

自社の効率化にデジタルを活用している電気工事会社では、社内のツールとして、自社内でアプリを作り、日報管理や在庫管理を進めています。
自社でアプリを作るというとものすごく難しそうですが、そのようなことはありません。
この電気工事会社の規模も30名程度ですが、最新のデジタルツールをうまく活用し、アプリの内製を実現しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
DXの定義は未だ曖昧な部分が多いですが、語源を辿るとイメージしやすかったのではないかと思います。
電気工事業界は労働集約型産業ですが、最初からDXは無理とあきらめるのではなく、できるところからDXを進め、デジタルインクルージョンを目指していきましょう。

なお、本日説明した内容は3月12日のDX推進セミナーでお話した内容を一部抜粋しています。
マークテックでは、電気工事会社におけるDX推進含め2か月周期で様々なテーマのセミナー(売上向上、組織力向上、生産性向上、DX推進)を開催していますので、ご興味ある方は是非下のご案内からセミナーにもご参加ください。
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