電気工事会社の人材教育で大切な考え方

電気工事会社向け協力会社検索ポータル
「電工広場」をリリースしました

"共感で繋がる協力の輪を作る"をテーマにした、電気工事会社の協力会社検索ポータル「電工広場」をリリースしました!

電工広場は仕事に対する考え方を軸としながら協力会社を探すことを目的としています。
迅速な仕事を求める会社、丁寧な人付き合いを求める会社等、電気工事会社ごとに色々な考え方があると思いますが、お互いの考え方に共感しながら協力体制を作っていくことがとても大切だと考えています。

「電気工事業界をより良い業界にしていきたい」という想いで制作した、完全無料のポータルサイトですので、電気工事会社の方は是非ご登録ください!

目次

  • 電気工事会社の人材教育で大切な考え方
  • 業務標準化の進め方
  • まとめ

電気工事業界では、未だに「俺の背中を見て覚えろ!」というような属人化した教育体制になっている場合が多くあります。

そういった昭和仕様の教育体制を脱し、令和の教育体制を作っていくために今回の記事のテーマである「電気工事会社の人材教育に必要なこと」について触れていきたいと思います。

電気工事会社の人材教育で大切な考え方

電気工事会社の人材教育で大切な考え方は、ズバリ最低品質を高水準に引き上げるための業務標準化を行うことです。
電気工事業界は労働集約型産業の一つで、できること・できないことが人の手に依存するところが多い業界です。
だからこそ、業務の標準化を行って、最低品質を高水準に引き上げることが大切になります。

単純に「業務の標準化を行う」とお伝えすると、ベテランも新人も全て同列に扱うことと勘違いされる方がいらっしゃいますが、そうではありません。
先にも書いているように業務の標準化とは最低品質を高水準に引き上げることであり、入社して3か月くらいの新人でも一定水準以上の品質で工事ができることを目指します。
一方、ベテランについてどう考えるのかというと、「安定的に自社が求める最低品質以上の納品をしてもらう」「更に自分の長所を発揮してもらう」と考えることになります。

つまり、下図のようになります。

この考え方が電気工事会社の人材教育では大切になります。

業務標準化の進め方

それでは、業務の標準化についての認識はご理解いただけたと思いますので、次はその進め方について触れていきたいと思います。
業務標準化は下記のように進めていくことになります。
①全体の業務の流れを書き出す
②各業務で必要な技術や資料を洗い出す
③各技術・各資料の標準化を進める

①全体の流れを考える

それではまず全体の流れについて考える、ということですが、一度自社で案件が発生した時から引き渡しをするまでの業務の流れを全て書き出してみてください
現調があったり、提案前の打合せがあったり、受注確定後の設計があったり、検査があったり、色々な業務が発生すると思います。
この時も「毎回違う流れになる」という方もいらっしゃると思いますが、まずは「お客様が安心するかどうか?」という視点で理想の流れを書き出してみてください
この部分のイメージをまず固めないと、最低品質を高める動きにはつながっていきません。

②各項目で必要な技術・資料を洗い出す

次に、各項目で必要な技術や資料を洗い出してみてください
例えば現調に行くとき、ベテランの方であればヒアリングする技術があると思います。物件の具体的なイメージを持ちながら、お客様の要望を聞きながら最適な設備や対象箇所まで配線を引いていく方法等考えていくと思います。
設計業務になったときも、ヒアリングしてきた内容や、お客様の図面等、収集すべき情報・資料などがあると思います。
これらを全て洗い出していってください。

③各技術・各資料の標準化を進める

そして最後ですが、②で挙げた技術や資料で、最低限必要なものを全て明記し、それぞれルールを決めていってください。

例えば先ほどに続いて現調に行くとき等は、当然お客様先で聞くべきことは物件により様々です。
しかし、例えば分電盤がどこにあるのか?設備はどこに置きたいか?その設備を置く部屋の環境はどうなっているか?等、全体に共通することがあると思います。
それらの内容をヒアリングシートとして落とし込んでいくことで、若手が現調に行っても最低限の情報を取ってこられるようにすること、ベテランであっても情報の取り忘れを防止することに繋がってきます。

また、技術についても全てに共通する「図面を読むことができるか?」「お客様から頂いた情報の中で積算に必要な情報は理解しているか?」「積算の仕方は理解しているか?」という項目を設け、指標を設けてあげること(1.理解している、2.人に聞きながらできる、3.自分で何も見ずにできる、4.人に教えられる 等)で、標準化を図っていくことができます。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか?
業務の標準化というと、どうしても「ベテランをないがしろにしているのではないか?」と思われがちですが、そうではありません。
自社の最低品質を高水準に引き上げていくための業務標準化こそ、電気工事会社の人材教育として必要なことになります

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