契約時のリスクはちゃんと確認していますか?
元請・下請契約時の観点

目次

  • 契約書は決して軽視してはいけない
  • 下請契約時に気を付けること
  • まとめ

ビジネスをする以上、どのような場面でも必ず出てくる契約書。
信頼し合っている元請さんからの仕事であっても、契約書は必ず全体に目を通し、内容を確認する必要があります。
本日は元請さんとの契約時に注意して見るべき内容について触れていきたいと思います。
※この記事の筆者は法律の専門家ではありませんので、詳細等については法律の専門家にご確認ください。

契約書は決して軽視してはいけない

さて、冒頭でも説明した通り、契約書はビジネスである以上必ず発生するものです。
その効力を決して軽視してはいけません。

契約書を軽視することの恐ろしさはシェイクスピアという劇作家の作品であるヴェニスの商人を見ることで理解できます。
契約に関わる部分をピックアップして流れを行ってしまうと、
①「すぐに返すことができるから」と貴族Aが高利貸しBからお金を借りる
②その際貴族Aのことを嫌っていた高利貸しBは「無利子で貸すけど期限までにお金を返さなければ貴族Aの肉を1ポンド切り取る」という条件を提示
③貴族Aはこの契約内容を軽視し、証文にサインする
④その後、貴族Aが返済の当てにしていた金を回収するための船が全て難破
⑤④を聞いた高利貸しBは契約通り貴族Aの肉を切り取るという裁判を起こす
⑥肉を切り取られる寸前のところまでいくが、裁判官より「肉は切り取ってよいが、血を奪うことは証文に記載されていないため、血を流せば高利貸しBの命はない」とし、間一髪で貴族Aが肉を切られることはなかった

もし仮に高利貸しBが「肉1ポンドを切り取るうえで関連するもの(血や骨)等も含む」というような文章を入れていれば、貴族Aは肉を切り取られていたことになります。
これはあくまでも劇の中の話ですが、契約書を結ぶ以上誰しもが同じリスクを持っていると考えて契約書を大切にするべきです。

契約書のリスクについてお話しましたが、当然契約書はリスクを作り出すだけではなく、自分たちを守ってくれるものでもあります
だからこそ、契約書の内容はしっかりと確認し、お互いに納得した契約をすることが大切になります。

下請契約時に気を付けること

それでは、元請企業と下請企業が契約を結ぶ際、どのような観点があるのでしょうか。
パッと挙げるだけでも下記のようなものがあります。

1.工事関連

(1)施工範囲
(2)施工体制(人数、代理人、施工管理者名)
(3)工事の着手・完工・引渡時期
(4)工期の変更条件(天災or前工程業者の工期遅れor…)
(5)工期変更時の周知タイミング
(6)物価変動による施工内容の変更
(7)検査の時期及び方法

 
2.代金・費用関連

(1)請負代金の金額
(2)代金を支払うタイミング(前払いor出来高払いor完工後) ※分散する場合は比率も確認
(3)支払い方法(銀行振込or手形or口座振替or…)
(4)設計変更や中止時の請負代金変更・損害負担範囲及び損害額の算出方法
(5)工期変更時の損害範囲・損害額の算定方法
(6)物価変動による請負金額の変更
(7)施工により第三者への損害が出た場合の賠償金負担範囲とその算出方法
(8)資材及び重機の提供範囲 ※重機の提供についてはその提供方法も含む
(9)債務不履行時の遅延利息や違約金、その他の損害金

3.契約に関する解決方法

(1)管轄する裁判所
(2)契約書にない内容の解決方法(基本的に「甲乙が協議の上」という表記となる)

これらの内容をしっかりと確認し、自分たちに不利が無いか?お互いに納得できる条件か?を考えて契約を結ぶことが大切です。

まとめ

当記事は元請・下請間の契約についてお話させていただきました。
今回挙げた内容以外にも、様々な観点がありますので、法律の専門家に相談する、契約書のひな型をWeb上で探してみる、といったことをしてみていただければと思います。

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