電気工事・通信工事業界の利益率と改善のための第一歩

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《マークテックからのご案内》

動画の内容

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電気工事・通信工事会社専門の経営サポートを行うマークテックの杉山です。

本日は会社によりとても大きな差が出る電気工事会社の利益率について話していきたいと思います。
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はい、そして本日の流れについてですが、本日は

1.電気工事・通信工事業界の全体的な利益率

2.電気工事・通信工事業界の黒字かつ自己資本プラス企業の利益率

3.利益を出すためにまずやるべきこと

という順に話していきたいと思います。

それでは早速本題に入っていきたいと思いますが、今現在、皆様の粗利率と営業利益率はそれぞれ何%くらいでしょうか?

・・・

実は日本政策金融公庫さんの方で、2年に一度様々な業界の粗利率や営業利益率、自己資本比率等を出している業種別経営指標という資料があるのですが、2021年8月に発表されたデータを見ると、電気工事業の粗利率が44.2%、営業利益率が-0.1%で、電気通信・信号装置工事業の粗利率が47.0%、営業利益率が0.2%だそうです

この数値を基に考えると、1000万円稼いできたとしても電気工事会社の営業利益はマイナス1万円、電気通信・信号装置工事会社の営業利益率は2万円ということになります。

皆様と比較してどうでしょうか。この数値だけを見ると、ものすごく利益率が低い業界であることが分かると思います。

 

ちなみに、今この右下に表示したのが2019年における、それぞれの業界での粗利率と営業利益率です。

2019年8月時点では、電気工事会社の粗利率が44.9%、営業利益率が0.4%となっており、電気通信・信号装置工事業の粗利率が47.4%、営業利益率が1.2%となっています。

つまり、電気工事業界も通信工事業界も共に業界全体として利益率が下がっている状態と言えます。

・・・

ただ、実はですね。実は、業界全体として利益率が下がっているからうちも利益率が下がるのは仕方ないね、と思っている方がもしいらっしゃるのであれば、それは今すぐ考え方を変える必要がありそうです。

 

ここまでは業界全体の話をしてきたのですが、日本政策金融公庫さんの業種別経営指標ではありがたいことに、黒字かつ自己資本プラス企業の平均利益率というのも出しておりまして、当然この不況下の中でもちゃんと黒字を出して、自己資本を増やした企業がいる、ということになります。

2021年8月の統計によると、そういった企業では、電気工事会社が粗利率44.1%、営業利益率が5.5%、電気通信・信号装置工事業が粗利率47.7%、営業利益率が5.0%となっています。

ここで大事なのが利益率の高さではなく、2年前に比べて利益率が向上していることにあります。

つまり、この新型コロナ禍においても、利益を出しているところはちゃんとその利益率を伸ばしていることが分かります。

ちなみに、「人件費を削って何とかしているんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は従業者一人当たり人件費は年間20万~30万円くらい黒字かつ自己資本プラス企業の方が多いです。

実は一人当たりの売上高も電気工事会社、電気通信工事会社共に年間約200万円程高くなっており、生産性の高い仕事を請け負えていることが分かります。

生産性の高い仕事を取りに行くためにはどうすれば良いのか?という話はまた別の動画でお話できればと思います。

 

ではこの後、最後の利益を出すためにまずやるべきことについてお話しようと思いますが、一旦ここでマークテックからご案内です。

 

では本日最後に利益を出すためにまずやるべきこと、ということをお伝えして終わりたいと思います。

利益を出すために必要なこと、それはズバリ、自社の利益を確実に把握することです。

もしかしたら、人によっては「え、そんなこと?」と思うかもしれませんが、そんなことがとても大切です。

 

上手くイメージがわかない方のために、この話をよくダイエットに例えるのですが、体重を減らそうと思っていきなり運動し始める人はほとんどいないのではないでしょうか。

自分の中で「あー、なんか太ってきたな」とか「人に太った?といわれたな」と考えて、まず体重計に乗りますよね?

そこで、自分が想定していた体重から大きく離れていると、「ああ、これはダイエットをしなければ」という考えになると思います。

 

で、今回の動画でも冒頭で「皆様の利益率はどれくらいですか?」と聞きました。

その質問に対して、まずは明確に答えられることから第一歩が始まります。

 

ちなみに、この時もう一つだけ意識すべきなのが、案件ごとにリアルタイムで利益率を追っていくことです。

先ほどの例で言えば、ダイエットするときも毎回こまめにカロリー計算したりしますよね。それと似たような感覚です。

数十万から数百万円するような高額なシステムを入れなくても、googleが提供している無料ツール等の活用ですぐに見ることができます。

次に行うべきことが基準を知ることになります。

今回の動画では、電気工事業界・通信工事業界それぞれの利益率の基準についてお話しました。

加えて、ちゃんと利益を出していて、自己資本を増やしている会社の基準もお話しました。

まずはこの基準から自社がどれだけ離れているのかを確認してください。

マイナスだったら、まずその基準をクリアできるように動く必要があります。

プラスだった場合は、更に利益率を良くするためにどうしたら良いか、もしこれ以上利益率を上げるのが難しいのであれば、売上をどう上げたらよいのか、という話になります。

 

そして最後に大事なのが、その状況を社員に知らせて、どうすれば更に良くなるかを考えることです。

電気工事業界や通信工事業界は、労働集約型産業と呼ばれており、売上や利益が人の手に大きく依存します。

ノートパソコンやタブレット機器の導入により生産性を上げていくという手もありますが、最後は現場の動きが合わないとどんな施策も上手くいかなくなってしまいます。

 

ですので、ちゃんと今の状況を社員に伝えながら施策を進めていくことがとても大切です。

利益が出れば社員に還元できるものも増えると思いますので、そのことを伝えれば社員の方々も積極的に利益を上げるための行動をとってくれるようになると思います。

はい、こちらの動画は以上となります。

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マークテックではこちらの動画の他にも、売上向上や組織力強化、生産性向上、デジタル化推進に関わるセミナーや今すぐにでも相談したい!という方向けに初回無料相談も行っております!

 

生活を支える電気に関わる業界を是非一緒に盛り上げていきましょう!

 

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